水と土の芸術祭2018市民プロジェクト

七慟伽藍 其の十九

解説
七慟伽藍は2009年に初演され現在まで18回の再演を繰り返す大人気作品で登場人物は戦国武将(織田信長・武田信玄・朝倉義景・浅井長政・明智道秀・豊臣秀吉・徳川家康)七名と彼らの魂を救うために参上した八百比丘尼の総勢八名。

この物語は幼いころから私が繰り返し見ていた夢の話がベースになっています。あくまでフィクションですが2016年福井の一乗谷を訪れた際に新たな事実が浮き彫りになったのです。私の書いたラストシーンに出で来る朝倉義景公嫡男の愛応丸が生きていたという仮説だったのですが、どうやらそれが真実だったらしく、朝倉家臣と共に生き延びたという話が飛び込んできました。『やっぱり!』心の中でそう叫びました。そうです、確かに生きていたんです。生き延びた場所は今回の会場となる新潟県新潟市越前浜だったのです。しかも愛王丸とその家臣が建立したと言われる『西遊寺』本堂での公演が実現するという正に夢のような展開となりました。

この場をお借りして、朝倉氏遺跡保存協会会長・岸田清様、西遊寺ご就職をはじめとする関係者の方々にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。正直、書いた私もこの合致にびっくりしておりますが、やはり戦国武将はどなたさまも知恵者。我が子を守ること、そしてその血を繋げることを早くから決断し、その家臣は愛王丸に命運を捧げたことに間違いありません。戦国の世を舞台にした戦慄の物語だった七慟伽藍が、こうしてここに、命の物語となったこと、そしてこのご縁に心から感謝いたします。

ストーリー
四百年経った今でも未だ天界へはたどり着けず冥界を彷徨っていた戦国武将たちが、ここ『七慟伽藍』で遭遇したことからも物語は始まる。真っ暗な中、それぞれ誰かを考える面々。やがて彼らの素性が明らかになってくる。それは武田信玄・朝倉義景・浅井長政・明智光秀・豊臣秀吉・徳川家康の六名の勇将たちであった。ただ、なぜ自分たちはここに介したのか。そう、誰かがここに、この伽藍に呼んだのだ。一同がそう気が付いた瞬間、真っ赤な炎と共に第六天魔王・織田信長が登場する。信長の登場を機に皆の魂はあの戦国時代へと一気に引き戻されて行く。それぞれの懺悔・遺恨・後悔が口々にられる中、やがて彼らはあの戦国最大の謎である織田信長終焉の地『本能寺』へと向かっていく。

期間 2018/10/07 (日)~2018/10/07 (日)
上演時間:約1時間40分(休憩なし)を予定
劇場 越前浜 西遊寺本堂
出演
  • 榊原利彦
  • 三井伸介
  • 斉木テツ
  • 串間保
  • 福井利之
  • 小黒雄太
  • 伊緒里優子
  • 水野大
脚本
  • 榊原玉記
演出
  • 榊原利彦
サイト

http://theredface.stage.corich.jp/

※正式な公式情報は公式サイトでご確認ください。

スタッフ 七慟伽藍 越前浜制作委員会 遊育塾
その他注意事項 今回は朝倉義景公とご縁のある越前浜・西遊寺本堂での一回限りの特別公演となります。200席自由席の限定販売となりますのでお早めにご予約下さいませ。物語の性質上、乳幼児や小学生低学年のご入場はお断りいたします。ご了承ください。

越前浜 西遊寺本堂(新潟県)

期間 2018/10/07 (日)~2018/10/07 (日)
上演時間:約1時間40分(休憩なし)を予定
タイム
テーブル
10月7日(日)開場16:30 開演17:00 終演18:40
劇場 越前浜 西遊寺本堂
料金 5,000円 ~ 5,000円
【発売日】2018/07/18 (水)
前売り限定200席 ¥5000(全席自由席前)
チケット取扱

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